新年あけましておめでとうございます。
昨年の年明けは、まさかあのような厳しい一年になるとは想像していませんでしたが、今年はどのような一年になるのでしょうか。
音楽業界、ひいては我々弦楽器業界も、引き続き厳しい状況が続くと思われます。
ただ、昨年の春のような危機的な状況から、夏を過ぎ秋になると徐々に音楽業界も賑わいをみせたことで再確認したことがあります。
やはり人として心豊かにあるために、音楽には大きな力があるということです。
どうしても人の心がギスギスしてしまう今の状況において、音楽にはそれを和らげる力があることを信じています。
そして、我々弦楽器製作・修理に携わる人間も、そんな音楽を愛する人の一助となれることを願ってやみません。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和3年 元旦
こめいヴァイオリン工房 米井伸夫